ピアノは家具家電の中でも別格の扱いになる荷物です。重量はアップライトで200〜250kg、グランドで250〜400kg。さらに精密な内部構造を持つため、通常の引越し料金とは別会計になるのが一般的です。
「思ったより高くて驚いた」「専門の業者に依頼し直すことになった」というご相談も多いので、最初に料金感とポイントを押さえておきましょう。
ピアノ引越しの料金相場
| 種類 | 同一市内 | 県内移動 | 長距離(関東外) |
|---|---|---|---|
| アップライト | 2万〜5万円 | 3万〜7万円 | 6万〜15万円 |
| グランド | 5万〜10万円 | 7万〜15万円 | 12万〜25万円 |
| 電子ピアノ | 5,000〜2万円 | 1万〜3万円 | 2万〜5万円 |
これに加えて、以下の条件で追加料金が発生します。
- 階段運搬(2階以上で1階あたり数千円〜)
- クレーン作業(窓やバルコニーから搬入する場合、3〜10万円)
- 調律オプション(1万〜2万円)
- 一時保管(月単位)
なぜ通常の引越しと別会計になるのか
ピアノ運送は、専門の機材と人手が必要な作業です。
- 専用台車・専用ベルト・養生材の使用
- 重量物を扱える3〜4人以上の作業員
- 内部部品が衝撃で狂わないようにする搬入技術
- 保険(損害賠償の上限が通常便より高い)
通常の引越し料金にこれを含めると価格が上がりすぎるため、別料金として分けている業者がほとんどです。
業者選びの3つのポイント
1. ピアノ運送の実績があるか
「家具と一緒に運びますよ」と気軽に請ける業者もありますが、ピアノを年に何回扱っているかで結果がまったく違います。実績数を具体的に聞いてみるのが確実です。
2. 調律師との連携があるか
ピアノは引越し後に音の狂いが出ます。そのまま放置すると音律全体が崩れていくため、引越し後1ヶ月以内の調律が推奨されます。提携調律師を紹介できる業者だと、別途探す手間が省けます。
3. 保険の補償範囲
ピアノの修理代は数十万円単位になることもあります。万一のときの損害賠償の上限額を、契約前に必ず確認してください。
引越し当日までの準備
- ピアノ周辺の家具や小物を1m以上離して片付ける
- 鍵盤蓋を閉めて、付属の鍵があればロックする
- 楽譜・メトロノーム・椅子は別梱包に分ける
引越し後にやること
1. 1〜2週間は本格演奏を控える
新しい環境に木材が馴染むまで、強い演奏は避けるとピアノへの負担が減ります。
2. 1ヶ月以内に調律
移動による音の狂いを整えます。
3. 設置場所の温湿度管理
直射日光・エアコンの直風・暖房器具のそばは避けて、湿度40〜60%を目安に保ちます。
まとめ
ピアノは「重さ・繊細さ・後処理(調律)」の3要素で、通常の家財とは別の準備が必要です。料金は通常便と別会計になるのが普通で、業者選びは実績と保険の確認が鍵になります。
大切な荷物のお引越しは、経験で選んでください
ショウドウ引越社の代表は、25年以上の運送業経験で精密機械・自動車部品・サーバー機器など、繊細な荷物を多数お運びしてきました。お客様評価 4.9 / 5.0(自社調べ)。割れ物・大型家具のご相談も歓迎です。見積もりだけでもOK、しつこい営業は一切いたしません。